2015年11月17日火曜日

戦争は答えではない

 テロ組織がそこにいるかもしれない。で、空爆されたらひとたまりもない。ピンポイントでテロ組織だけを狙えるわけでもないし。結果として、市民が巻き込まれ、家族や友人、恋人などを奪われる。悲しみが憎悪に変わり、爆発した結果がテロだとするなら、空爆こそテロを生み出す元凶となるのではないか。

 もちろん、テロ組織の中には、ビジネスや傭兵のような形で参加している者もいるだろう。けれど、それは一部であって、空爆で対処できるところには存在してないのではないかと思う。

 アメリカで同時多発テロが起きてから14年が経過している。今の中学生は、9.11をテキストでしかしらない。高校生も記憶にはないだろう。アメリカは、その間、中東地域に軍隊を送り、テロとのたたかいを繰り返してきた。しかし、テロ組織は無くなることなく、力をつけ、仲間を増やしている。

 こうしたテロや災害が起きたとき、被害者にはなんの罪もないと考えている。責任を取らなくてはいけないのは、為政者だ。事実と結果を受け止め、未来に向けて、一歩を踏み出さなくてはいけない。過去を検証し、未来へと。

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